影を引きずるものに、評価はできない

UQ HOLDER!」1巻が発売されましたね。
書店で見かけましたが、裏表紙まで1枚絵だったり、あらすじが書かれていたりと、今までの赤松作品とはかなり違った雰囲気を見せています。

しかし、現時点では私は買うつもりはありません。そもそも3話以降マガジンも読んでません(あらすじは赤松総研さんなどで確認しておりますが)。
理由は「まだ面白いと思えないでいる」というのが大きいでしょうか。「悠久ホルダー」という組織も登場しましたが、刀太の明確な目標はまだ固まっていませんし。

それにしても、この作品を読む人の多くはまだ「ネギま!」の影を引きずっている人々の割合が多そうですね。
赤松先生にとっては今までの作風と180度異なる「新たな冒険」でしょうが、我々はどこかに「ネギま!」とのつながりを追い求めてしまうのです。それではちゃんとした評価はできないでしょう。

ネギま!」を全く読まずに「UQ」を読み始めた新世代の読者がファンコミュニティの中心に出てくる時を待ちたいところです。

「大地」より「天空」を選んだネギ

・・・終わってしまって気が抜けて、文章をまとめる気が起きなかった。
結局何も書かないのもあれなので書いてみます。


ネギま!」という作品は、「学園ラブコメの皮をかぶった少年の冒険物語」という形式を取られていました。実際赤松先生は連載開始当初から「ネギま!」をネギの冒険物語にしようとしていたのは間違いないでしょう。

ネギはほっといたら自分一人でもナギを探しに行ってしまいそうな少年として描かれていました。
実際、夏休みに早速魔法世界に行ってしまいました。まだ教師としての役目は全うしていないのに。
そして帰ってきたらきたで、フェイトに教師を任せて火星テラフォーミング計画への陣頭指揮に・・・おい!お前教師だろ!!

結局、学園生活らしかったのは修学旅行までか、せいぜい麻帆良祭1日目まで。そこからはネギの物語が大きくなっていくばかりでした。

最終的にネギは「教師」より、世界を股にかける「英雄の血を継ぐ者」の責務を優先してしまいました。
地に足をつけるより、大空を飛び回ることを選んだのでした。

「ネギにもっと学園での教師生活を送って欲しかった」とおそらく多くのファンが思っている事でしょう。
ネギには、ナギの行方より「なぜネギに課せられた役目が教師だったのか」こそ知ってもらいたかったのですが・・・。

もう「日常」は還らない―「ネギま!」映画について

・・・ええええ!?

はっきり申し上げますと、さんざ引っ張っといてこりゃねえだろ!と。
最悪だと思います。

でも、「これ以外に道が無い」とも思うのです

ネギま!」は、魔法世界編は、あまりに話が大きくなりすぎました。多分、最低1年はかけてじっくり放送しないと無理でしょう。しかしこれは非現実的すぎます*1

60分程度で収めるには、別の話にするのもやむなしだったのでしょう。


そして、哀しいことですが、
ネギま!」はもう日常に還ることはないと思います。
「卒業式」は「学園生活の終わり」であり「日常の終わり」の象徴と考えられます。
去年の今頃描かれた、ネギにとっての「完全なる世界」は「平穏な学園生活の情景」で、ネギはそれを否定しました。この時点で「平穏な学園生活はもう戻らない」と私は感じていました。
この考えは今、確信に変わりました。


これから先の物語は、一層ネギ中心になっていくと思われます。
そしておそらく、原作「ネギま!」のエンディングは
「ネギの、ネギによる、ネギのためのエンディング」になるはずです。
主人公はネギなのだからそれでいいはずなのですが、「ネギま!」という作品がそれを許さない。だから今回の映画が作られるのだと思うのです。



それにしても引っかかるのが「もし去年終わっていたら」という文言。いったい赤松先生は3年前*2、2年前*3の時点でどんなプランを立てていたのかが非常に気になります。

*1:っていうかできるのなら最初のアニメの時点でとっくにやっているはず

*2:OAD「白き翼」開始頃

*3:OAD「もうひとつの世界」開始頃

「体力不足」が残念だ

来週の特別企画は、「ラブひな」のオールカラー6ページだそうですね。

私は「ラブひな」は大雑把にしか知らない(その頃マガジンを読んでいたとしても「GTO」目当てだっただろう)のですが、コミックスの後ろのカバーに載っている「ラブひな」の絵を見ると、溜息をつきたくなります。「ラブひな」の頃は表紙やカラーページのある回が何度もあったんだろうなあ・・・と。


ネギま!」では2006年以降、こういった企画がなくなっていきました。私が読み始めた頃には、赤松先生は(年のせいもあってか?)本編を描くのが精一杯になっていき、単行本以外でカラーイラストを描くのは困難になっていったようです。ネギま!が最後にマガジンの表紙をメインで飾ったのは2007年の夏で、絵も20巻表紙の使い回しでした。休載も8週に1回からまほら武道会あたりでは6週に1回、魔法世界編以降は5週に1回ですからね・・・。


2006年以降もアニメ2期、neo、実写版、OADといろいろな企画が行われてきましたが、やっぱり、一番作品を盛り上げる義務と責任があるのは作者自身だと思うのです。
そう言った意味で、私は赤松先生の「体力不足」が残念でなりません。


せめて年に1ページでもいい、その為に1週休載が早まってもいいので、雑誌でカラー扉絵を描いてほしかったですね。本当に無茶な事を言いますけど・・・。

やっぱり望むべくもない?

別冊少年マガジン*1で来月「ネギほ(幼)文」なる作品が始まるそうですね。
なんでも「3-A幼児化」だとか・・・アニメ2期の「スカキャラ」みたいな雰囲気でしょうか。
1話あたりのページ数が問題ですね。「neo」みたいに30ページぐらいあるのか、10ページぐらいなのか・・・。


それはそうと、こんな妙な企画が組まれるということは、やっぱり「ネギま!」本編の中で「平和な日常生活」というものは見られなくなる可能性が高い(少なくとも映画公開の頃までは)ということなのでしょう。
なにせ現時点で麻帆良にも危機が迫っているのです。ネギがフェイトを倒したところで、麻帆良の街が無事で済む保証はどこにもありません。
そして、ネギは魔法世界編でできた「新たな目標」を背負うことになり、その為に邁進することになるでしょうから・・・。


個人的には平和な日々はいつでも描けると思うので、「連載を一度終わらせてから、改めて短期のゆったりペースで」とかと思っているのですが。そうすれば赤松先生の負担も軽くなるでしょうし。

*1:この雑誌名どう略せばいいの?「別マガ」には違和感がある・・・

経験不足がせっかちの理由

私はよく各話の感想で「物語にはスピード感が必要だ」「遅い!」「とっとと話進めやがれ!」と急かす様な発言を結構しています。私には「ネギま!」の物語進行が異常に遅く感じられるのです。端的にいえば「早く魔法世界編が終わってほしい」と思っています。
他の人は私の文章を読んで「なんてせっかちなんだろう」と思うことでしょう。「『早く終われ』だなんて、作品に対する愛がない人だな」なんて不快感を抱く人ももしかしたらいるかもしれません。


なぜ、私が「ネギま!」の進行を「遅い」と感じるのか。
理由は私がこれまで「ストーリー漫画」とりわけ「バトル漫画」を読んだ経験が少ないからです。もっといえば「バトル漫画を毎週しっかり読み続けたのは『ネギま!』が初めてだから」なのです。


私が一番好きな漫画のジャンルは「ギャグ漫画」です。
ギャグ漫画というのは基本的に「一話完結」です。次の話に持ち越すということはほとんどありませんし、あっても数話で終わるものです。この感覚に完全に慣れきってしまっているのです。だから、なかなか話に大きな区切りがつかないバトルは読むのが苦手なのです。
あ、スポーツ漫画は読みますよ。「試合」という区切りがありますから。


私が「ネギま!」に参入するきっかけになったのはアニメ第2期のころです。原作は麻帆良祭は最終盤戦で、その頃に1巻から順に買い集めて16巻(2006年末時点の最新刊)まで読み通したので麻帆良祭に関しては余裕をもって楽しむことが出来たのです。
しかし、魔法世界編はいつまで経っても区切りがつかない。これが私のフラストレーションになっているのです。


要は、「話が一区切りつかないと楽しめない」んですよね。すべてが終わるまで降り返れないんです。
はぁ・・・。早く私を楽にしてほしい。