#25 長谷川千雨

長谷川千雨(はせがわ・ちさめ)
1989年2月2日生まれ
帰宅部
普段は冷めているが、裏ではネットアイドル「ちう」。

今回は千雨です。

はっきり言って、彼女がここまで活躍する事を予想できた連載当初からのファンはごくわずかではないかと思われます。

彼女は12時間目と非常に早い段階でその「ネットアイドル」という正体が明かされました。それでも、そこから話を膨らませていくのは困難ではないかと考えた方が多かったと思います。なにせ他のクラスメイトとの接点がどこにもありません。いうなれば3-Aの「陸の孤島」です。

しかし、2度目の活躍の場が91時間目、コスプレ会場に与えられました。しかも、ここでネギにまほら武道会のチケットをもらったことで彼女の境遇は一変します。武道会で目の当たりにした驚異の出来事の数々。自身の技術力を上回るネットバトル。これにより彼女はこの作品で活躍する為に欠かせない切符、「魔法の存在とネギの正体」を知ることとなります。

普段の冷めた性格が、ここでプラスに働いたようです。さらに男性的な口調は、女の子だらけの中でかえってアクセントになっています。

そこからはもう止まりません。本人の意思とは関係なく事は進みます。そして、とうとうこの作品における出世の最高峰、「仮契約」まで至ってしまったわけです。「ネギとさえつながりができれば、別に横の関係がなくてもいい」ということを彼女は証明したわけです。

木乃伊取りが木乃伊に・・・」といまだに自己嫌悪が抜けないようですが、「残念ながらもう帰れません!」と明るく宣言しておきましょう。実際自分の活動にまで使っちゃってるし・・・

ネギにはもう「尊敬する人」扱いされています。そこまで言われたクラスメートも珍しいですね。

声優は本作でデビューした志村由美さんでしたが、声云々はともかく、もうちょっと実績ある人のほうがよかったのでは?という気がします。だって一人で「だから私はネットアイドルじゃねえ!!」「はろはろ〜今日ちうね〜」、全然違うキャラを演じるわけですから。こんな役を見事に演じきった志村さんの今後に幸あれ。

とりあえずバブルは一段落といった所ですが、今後も本人の意思に関わらず(?)活躍してくれることでしょう。

それにしても、先に「ちう」が作られたせいか、「千雨」という意味不明な名前ができてしまいましたね。

次回は「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル」です。