偽者の存在は疑心暗鬼を起こす

  • 注意:以下の文章にはネタバレが含まれています。(冒頭だけですが)


235時間目現在、ネギたちに帯同している明日菜は偽者であります。
そして、「完全なる世界」には「ちょっとやそっとではバレない様な精巧な偽者を作れる技術」が存在することがわかりました。


だとすれば、これも偽者なんじゃないかと疑いたくなったものが、私には1つあります。
それはネギの心の中のトラウマである、「雪の日にネギの前に現れたナギ」です。


都合よくネギの目の前に現れ、魔物(ヘルマン)たちを倒していくナギ。ここまで都合よく現れたのですから、偽者である可能性もありえると考えます。
それにこのときのナギは顔がハッキリしていません。ネギの記憶に残っていない、ということなのですが、この点も偽者の可能性を押し上げています。
一方ネギはまだ3歳。偽者を見破るなんて無理でしょう。それに会いたいと願っていた父ですから、舞い上がって真偽などわかるはずがないでしょう。

「完全なる世界」は当然ナギと接触していますし、フェイト曰く「相討ちになった」とも言っています。
あのナギはフェイト2世(セクンディウム)あたりが扮しているのではないでしょうか。


もしそうだとすればその目的は何か?
私は「ネギがナギのような性格に育つことを阻止するため」だと思います。

「完全なる世界」にとってナギとは、彼らの目的を果たす為の最大の脅威です。
一度はなんとか抑えたものの、その息子がいる。その息子が父親の血を色濃く受け継いでしまったら、それこそまた邪魔される。
ネギが「ナギそのまま」に育たないために、心に傷を負わせておく為ではないかと思います。


そして、そうであればなおのこと、ネギにとって「完全なる世界」は倒さねばならない敵だという事になるはずです。


・・・ありえないとは思いますが。