ここがおかしい「指名手配」

ご存知の通り、ネギたちは「指名手配犯」という状況下に置かれています。
しかし、それにしては不可解な点がいくつもあります。それについて考えてみました。

警察や軍がろくに動いていない

206時間目の明日菜らの発言によると、「賞金稼ぎに追われた」という発言をしていますが、「警察や軍に追われた」とは一言も言われていません。


西部劇で「WANTED」なんて出して賞金稼ぎが追いかける、という雰囲気ですが、それだって保安官が見つけたら保安官が捕まえに行くでしょう。賞金稼ぎに手柄を渡すなんて、普通は警察や軍のプライドが許さないはずです。ましてや世界レベルの大犯罪者です。
無論明日菜達が警備の薄い地域ばかりを選んで移動していたという事情もあるでしょうが、それにしたって指名手配犯の尻尾すらつかめないのはどうよ?
誰か1人ぐらい本気で警察や軍に逮捕され(かけ)ていたら面白かったんですが、赤松先生がそんな展開用意しないか。

名前がよく知らされていない

193時間目で指名手配が報じられた時、公開されたのは顔写真のみで名前はありませんでした。その当時私は「英雄の息子たるネギの名前を出したら疑われるから、要請した側(フェイト)があえて名前を出さなかった」と判断しました。

しかし、244時間目でトサカは「ネギ」という名を調べ上げることに成功しています。一方、229時間目のコレットは警備兵であるにもかかわらずネギのことを「凶悪犯」だとしか言っていません(画面にも顔写真だけ)。無論これだけではわかりませんし、展開的に夕映フラグが立ってしまうのであえて言わせなかっただけでしょうが、一般人のトサカが知ることが可能で、警備兵のコレットが知らないというのはやはり変でしょう。

捕まえられては困る

そもそもこの指名手配はフェイトら「完全なる世界」の意向で行われていると推定されます。おそらくは魔法世界各国政府上層部に「完全なる世界」の協力者(内通者)がいて、その命令で出されたというところでしょうか。


そして、フェイトからしてみればネギが逮捕されてしまっては困るはずです。計画がある程度進行するまではネギたちの行動を制限し、自分達の正当性をアピールしつつも、オスティアに近づいてくれるように仕向けたということでしょうか。

ある程度はネギの都合のいいように出されていたということでしょう。