「登校地獄」のでかすぎる影響

今回はエヴァンジェリンにかけられた呪い「登校地獄」について考えてみようと思います。

そもそも記述は少ない

この呪いに関する記述は非常に乏しいです。
コミックス3巻の解説コーナーにも

かなり奇妙な呪いの魔法。昔不登校の学生を登校させるのに用いられたのか。

としかかかれておりませんし、赤松総研にあたってみても

  • エヴァンジェリンは15年間も中等部にいるのに誰も疑問に思わないのは、「登校地獄」の効力の一つなんだそうです。

という記述しかありませんでした。


おそらくは呪いの効果の1つとして「記憶操作」がされているのでしょう。

呪いの影響を受ける範囲

しかし、私は疑問を抱きました。
果たして、エヴァだけに呪いをかければ済むのか?ということです。


学校にいる限り、少なくともクラスメイトの30名及び全科目の教師とはつきあわねばなりません。
加えてエヴァは部活動にも参加しているので、他の学年の人とも付き合いがあるようです。
念のため全ての人々の記憶を操作するとなると、本校女子中等部の生徒だけでも15年間で18学年分(1988年度の3年生から2003年度の1年生まで)、1学年730人として13000人以上にのぼります。

また、全ての人々の記憶に矛盾が出ないようにするには、エヴァと同学年の生徒とその他の生徒及び教師とで異なる操作が必要になります。
エヴァと同学年の人は3年間記憶を継続させればいいのですが、そうでない生徒や教師はエヴァ卒業のタイミングで記憶をリセットさせる必要が出るからです。これだけでもかなり手間のかかる呪いだといえます。

「魔法認識」で記憶操作が解ける?

また、作中の表現を見る限り、麻帆良学園に在籍する魔法関係者の多くはエヴァが登校地獄によりずっと中学生を続けているという事実を知っているようです。美空は164時間目の描写を見る限り知らされていなかったようですが、葉加瀬や刹那、真名は知っています。

つまり、「魔法の存在を認識する者」は「登校地獄」の効力のうち記憶消去に関しては無効化されるものと思われます。
しかし、これはあまりに曖昧な定義ですね。どうなれば「魔法の存在を知った」ことになるのかが・・・。


なんかぐだぐだになってしまったので、このへんで。
赤松先生に質問することも視野に入れてみます。