生かされていない?亜子の特性

今日誕生日の亜子について、書いてみようかと思います。

亜子といえば原作の方では「絶対にかなわぬ恋」の主役として大活躍しているわけですが、反面アニメやドラマ、neoでは影がいまひとつ薄いキャラです。
もともとまき絵以外の運動部組の他メディアでの扱いは(人気の割に)決してよくないのですが、特にneoではアキラ・裕奈・まき絵の主演話があるのに亜子にはなく(巡り合わせの悪さでしょうが)、コミックス表紙未登場のまま連載終了というあまりに残念な結果になってしまいました。

実際、2作のアニメ・実写版・neoすべてひっくるめても、思い出される亜子の姿はナース服ばかりです。
注意してほしいのは、この「亜子にナース服」というのは原作でも後付けに近い設定だ、という事です。


14巻に掲載された初期設定によると、設定したミノル氏(今年退職した人)の構想文には「看護師志望」という設定があったらしいのですが、実質的には9巻72時間目でナースコスをさせられ、それがいきなり第1期アニメED「輝く君へ」の付属カードになった結果定着した、と考えたほうがいいでしょう。保健委員からナース、飛躍しすぎです。


亜子って「保健委員」っぽいことも、「マネージャー」っぽいことも、これまで一度もさせてもらったことがない様な気がします。
そもそも女子校在学なのに「男子部のマネージャー」って時点で何かがズレているような。部活中の描写も難しいですよね。
保健委員のほうも、戦闘における回復要員なら木乃香とかぶることになりますからねえ・・・。さらにいえば関西弁キャラなのに修学旅行でも話の種にすらならんかったし。恋愛は誰を主役にしても成立しうる物語だし。


今後、背中の傷の謎も含め「亜子にしかできない物語」は見られるのでしょうか。
最後になりましたが、誕生日おめでとうございます。(By昨日誕生日だった人)