魔法世界編のif その3・もし明日菜がゲートポートの時点でフェイトに捕らえられていたら

過去2回は「もしゲートポートで散り散りにされていなかったら」がテーマでしたが、今回からは散り散りにされた後について考えます。

なぜ明日菜をほっといた?

さて、多くの人が不思議に思っているであろう事。それは「フェイトたちは何故、ゲートポートの時点で明日菜を確保しなかったのか?」です。
なぜなら「完全なる世界」にとって、「黄昏の姫御子」たるアスナ姫は彼らが目的を遂行する為に重要なものであるはずです。しかし、フェイトたちは明日菜がネギと合流するまで監視こそさせていたものの、9月30日に直接接触するまで一月半もの間ずっと放置していたのですから。
アーニャも捕縛していたようですし、明日菜を捕縛することはたやすかったはずなのですが・・・。


私がこれまで聞いたり考えた理由としては

  • 「いなくても遂行は可能だが、いれば遂行がより確実になる存在だから」(By:JUNさん
  • 「仕上げの場面に必要になるものであり、ゲートポートを破壊した時点では必要なかったから」
  • 「フェイトはあの時点では『アスナ姫=神楽坂明日菜』である確証を得ていなかった(フェイトが「神楽坂明日菜」と発言したのは9月30日が初)」

といったあたりでしょうか。いずれにせよこの辺りに明確な描写はなく、推測の域を出ません。

フェイト側の方策

さて、実際のネギはオスティアに向かうまで数名と連絡がつかないままでしたが、明日菜と連絡がつかないとなれば、他の誰と連絡がとれないよりも心配することになったでしょう。「マギア・エレベア」どころじゃなかったかもしれません(実際に明日菜と連絡がついたのは修業開始前)。
したがって、フェイト側が何らかの形で明日菜にネギとコンタクトをとらせて安心させたかもしれません(現実の明日菜は連絡手段として念報(見る限り現実世界の電報ですね)を使っていたのですから、細かい状況までは読み取ることは困難ですし)。

「偸生の符」で栞に変身させ、刹那と合流、あとは史実通り・・・という展開も考えましたが、それだと賞金稼ぎとの戦いの中で魔法無効化が効かない場面が何度も発生してしまっては、さすがに刹那・木乃香・楓も怪しむし、1週間ですらああだったのに、栞に明日菜の情がより移ってしまうことになり、厳しいでしょう。「オスティアから合流させる」なら何とか可能でしょうか。この場合、9月30日のフェイトとのやりとりをどうするかという問題が残りますが、事前に打ち合わせておけば問題はないでしょう。


いずれにせよ、フェイトが9月30日までほっといた真意を知らないことにはねえ・・・。