なぜ「3連発」ができたのか?
- 以下の内容にはネタバレが含まれています。
- ネタバレに関係ない人にとっても夢を壊す内容かもしれません。
前話では、史上初めて「1話で3名のパクティオー」が行われました。
この初めての試みに不満を述べる方もわずかながらいましたが、おおむね受け入れる意見が多かったようです。
まあ、亜子10ページ→裕奈4ページ→まき絵4ページと「1人ずつ、ある程度のページ数を割いて行われた」というのも大きいでしょう。もしこれが「1〜2ページの間にアキラも含めて4人立て続けに」といった方式だったらおそらく大ブーイングが起きていたかもしれません(私はそれでも構わなかったのですが)。
1話につき1枚まで
それはそうと、これまでパクティオーシーンは「1話に1回まで」という制限がありましたが、今回その制限がはじめて解かれました。それがどうして可能だったのか?そしてアキラが後回しにされたのはなぜか?
私はその理由を「亜子とまき絵のカードデザインは既に完成していたから」、ひいては「パクティオーカードの新規描き下ろしは、1話描く間に1枚作るのが限界だから」だと考えています。
カードの図柄が公開された時期
過去のパクティオー(ネギ〜3-A生徒間のみ)について、パクティオーが成立した話とカードの図柄が公開された時期をまとめてみました。
従者 | 仮契約成立 | 前後 | カード図柄公開 |
明日菜 | 24時間目 | > | 26時間目(03年10月) |
のどか | 37時間目 | > | 38時間目(04年1月) |
刹那 | 47時間目 | > | 60時間目(04年7月) |
木乃香 | 52時間目 | < | 声クラ5月(04年2月)*1 |
夕映 | 128時間目 | < | ハピマテ1月(05年2月) |
ハルナ | 128時間目 | > | カードセット(配送・08年4月)*2 |
千雨 | 149時間目 | < | 声クラ8月(04年5月) |
和美 | 201時間目 | < | 声クラ3月(04年12月) |
楓 | 234時間目 | = | 同左(08年11月) |
古菲 | 261時間目 | = | 同左(09年8月) |
茶々丸 | 263時間目 | = | 同左(09年9月) |
亜子 | 289時間目 | < | 輝く君へ(05年2月) |
裕奈 | 289時間目 | = | 同左(10年5月) |
まき絵 | 289時間目 | < | 声クラ9月(04年6月) |
こうして見ると、初期はパクティオー成立からカードの図柄発表まで作中でも少し時間がかかっており、パクティオーと「同時に」「初出の」カード図柄が登場したのは9人目となる楓の時が初めてだったのです。
また、CDの付録として図柄が公開されたものは、木乃香を除き作中での登場はパクティオーと同時です。
古菲・夏美・茶々丸の回は、うまくやれば圧縮することも可能だったにもかかわらず1話ずつ行われたのは、「古菲と茶々丸がネギに(夏美が小太郎に)一定の好意を抱いているから」という点のほかに、「パクティオーカードの描き下ろしが必要だったから」という理由もあると考えられるわけですね。
しかしそれにしても、ハルナの扱いはひどすぎますね(苦笑)・・・。