296時間目 懐かしき日々

暑さでテンションが落ちる・・・。

  • コミックス派の方はネタバレにご注意ください。

説明はこれで足りる

ネギの目の前に広がる幻想は、「9月1日の麻帆良学園」だった。平穏なる日々、そして父と母・・・。ネギに足りないものがすべて揃った世界。
ザジはこれを(少なくともネギにとっての)「完全なる世界」としたのです。


おそらくこういった幻想だろうと、可能性の1つとして考えてはいました。なぜなら、これからネギが事を成すには、空間としての「完全なる世界」がどういうものかを知っておく必要がある為です。
そして、この質問は千雨が二度にわたって問うた「この学園で楽しくバカやってるだけじゃダメなのか?」にもつながるのです。あれっ?ってことはやっぱりカギは千雨?

まずはそのふざけた幻想をぶち殺す(By上条当麻

さっそく、一昨日のメモが役に立ちました。


ネギがこれからなさねばならないことは「『完全なる世界』の否定」、組織としての「完全なる世界」と区別する為に言い換えると、「『永遠』の否定」であります。


20年前のナギは造物主に対し「人間をなめんじゃねえーっ!」とただ造物主を倒しました。「それしかできなかった」・・・と言い換えてもいいのかもしれません。「武の英雄に未来を創ることは出来ぬ」とは「所詮貴様には対案の提示などできず、ただ造物主を倒して引き伸ばすことしかできまい」という意味なのでしょう。そして、10年経ってもそれは果たせなかった・・・。
そう言った意味でも、ネギはこれから最善策を考え、場合によってはその一端を実行しなければならないのです。

不安になってもらおうか

それにしても、ここで「平穏な学園生活」を幻想として使い、ネギはそれを否定する必要がある、ということは、うがった見方をすれば「もう今後、『ネギま!』という物語の中でこういった光景は見られなくなるかもしれない」という意味なのかもしれません。


・・・ちとセンチメンタルすぎるでしょうか。