「謎のまま」だっていいじゃない

休載をいいことに、すっかりさぼってしまいました。


さて、「ネギま!」がまだ続いてほしいという人の意見の中に、
「あのキャラについてはまだいろいろ書ける話があるじゃないか」というようなものがあります。
具体的には亜子の背中の傷とか、さよはどうして地縛霊なのかとか…。伏線がありそうな話はたくさんあります。


しかし、私はあえて問いたい。
「それ、物語の中で答えを出す必要がありますか?」と。
どんな作品においても、物語の本筋以外では、「多くの人が知りたがっていたけど結局答えが出ないまま物語が完結した設定理由」なんていくらでもあります。
そういった答えをいちいち気にしていたらキリがありませんし、いつまで経っても連載が終わりません。物語は「長く続けることが善」であるとは一概に言えないと思います(物語で流れる時間に限りがあるのなら尚更)。
ネギま!」のように主要キャラが多いのであれば、その分積み残しは増えていくのが当然です。


「答えが描かれる必要性」についての可否は、作者自身しか持っていません。
赤松先生がその答えが必要だと思えば描くだろうし、必要だと思わなければ描かれないままでしょう。
私は物語の本筋以外のところは、謎のまま終わる所があったっていいと思います。


どうしてもというのであれば、一旦本筋であるネギの道に決着をつけて連載を終了させ、しばらく(少なくとも1年以上、「週刊少年マガジン」でやるならできれば2〜3年以上)経ってから、外伝のような形でやればいいんです。
例えば「GTO SHONAN 14DAYS」のように、「語られなかった時間軸の物語」としてあとでやり直すのです。
ネギま!」の場合なら、魔法世界編終了後はネギの道に特化した内容にし、話を卒業式までは時間軸をちょくちょく飛ばし、連載をひとまず終える。
そして、再開時に2003年9月から2004年3月の卒業までの間という時間軸で生徒たちについて描くような内容にするのです。


赤松先生の負担を小さくする為にも、結構いい策だと思うのですが。