ネギほ幼(文)総合感想

昨日発売の別冊少年マガジンで、「ネギほ」は最終回を迎えました。
総合的な感想を書きます。


結論から申しますと、あまり面白くなかったですね。
細かいポイントでは笑うことができたのですが、全体的には今ひとつでした。

まず「ネギま!」の濃すぎる生徒たちをそのままの性格で幼稚園児にすると、一部どうしても無理が出てきますよね。無邪気さとは程遠く、「おませさん」なんてレベルじゃありません。はかせやちゃおあたりはもう「恐るべき」レベル。そんな子供いたら嫌だ、「クレヨンしんちゃん」の一部園児以上に。

そして何より、「ネギま!」というのは「基礎となるキャラクターが多い」というのが長所であり短所でもある作品です。
そしてこれまでのメディアミックスでも分かるとおり、物語の尺が短すぎると、それらをすべて使い切れずどうしても消化不良だらけになります。
既に8年半、300話以上続いている原作でもできていないことを月刊で1年2ヶ月、しかも1話あたりたったの12ページで生かしきるのは絶対に無理。半分近くがまともな動きも、ろくな台詞も無いまま終わってしまいました。
キャラクター紹介がありましたが、あの程度ではフォローにすらなっていません。
結局みんながワイワイガヤガヤ騒いでいるだけで終わってしまったような気がします。実にもったいない。

やはりネギま!」はどんな形でメディアミックスしても「100%満足できる」結果にはならないようです。悲しいことに。

かなり酷評になってしまいましたが、YUI先生お疲れ様でした。