「大地」より「天空」を選んだネギ

・・・終わってしまって気が抜けて、文章をまとめる気が起きなかった。
結局何も書かないのもあれなので書いてみます。


ネギま!」という作品は、「学園ラブコメの皮をかぶった少年の冒険物語」という形式を取られていました。実際赤松先生は連載開始当初から「ネギま!」をネギの冒険物語にしようとしていたのは間違いないでしょう。

ネギはほっといたら自分一人でもナギを探しに行ってしまいそうな少年として描かれていました。
実際、夏休みに早速魔法世界に行ってしまいました。まだ教師としての役目は全うしていないのに。
そして帰ってきたらきたで、フェイトに教師を任せて火星テラフォーミング計画への陣頭指揮に・・・おい!お前教師だろ!!

結局、学園生活らしかったのは修学旅行までか、せいぜい麻帆良祭1日目まで。そこからはネギの物語が大きくなっていくばかりでした。

最終的にネギは「教師」より、世界を股にかける「英雄の血を継ぐ者」の責務を優先してしまいました。
地に足をつけるより、大空を飛び回ることを選んだのでした。

「ネギにもっと学園での教師生活を送って欲しかった」とおそらく多くのファンが思っている事でしょう。
ネギには、ナギの行方より「なぜネギに課せられた役目が教師だったのか」こそ知ってもらいたかったのですが・・・。