単行本最終38巻発売

いよいよ発売されました。

表紙は約100名のキャラで埋め尽くされました。
過去にもこのように表紙にたくさんのキャラを並べた漫画の最終巻は多数ありましたが、ここまで大人数と言うのは例が思いつきません(考えてみたらマガジンはこういう最終巻が多いイメージが)。

いろいろポイントを探ってみる。

  • 千鶴と夏美の服はもう少し考えてやんなよ。
  • 五月貫禄ありすぎ。
  • 詠春だけどんどん老けていく・・・。
  • アリアドネー組のうちエミリィとビーだけスーツってことは、この2人もエージェントになったのか。
  • 豪徳寺さんのアロハシャツやバルガスのスーツに違和感。
  • で、結局ナギとかはともかく「外見が変わらない人」を出すことに何の意味があったのでしょうか。

裏表紙はアリカ。ナギと逆にしてほしかったかも。
背表紙は7年後夕映。2冊の背表紙に登場した最初で最後の人ということになります。

ネギの誕生日については「1993年5月2日」で確定と。
連載当初は「2003年度中に10歳になる」ってことしか決めていなかったんでしょう。だから安全策をとって日本の学年では早生まれ、ってことにしていたのかも。
結果的に「作中でネギの誕生日完全スルー」ってことになってしまいましたが。

内容に関しては、例の名簿には大差が見受けられず。352時間目の前に地球の絵が追加されていたり。

しかし最も驚いたのはその構成。
353時間目のあとにスタッフロール(つーのか?)とイラストコーナーが掲載され、ラスト2話は別扱い。「一応のハッピーエンド」ってことのようです。

赤松先生のメッセージより

やはり、続編を出す可能性とその意欲、「全部描いたら100巻越える」自覚、どちらもあるようです。
枝(キャラ)が多くなりすぎて幹(ストーリー)の動きが遅くなった。そう考えると「世界樹」はこの作品にふさわしいシンボルでしたね。


個人的には新しい読者*1の開拓の為にも、続編は5年以上先にしてもらいたいものです。
形式は「『GTO SHONAN 14DAYS』方式*2」が理想ですが、「並行世界」という方便を生かした「もしネギが魔法世界に行かなかったら」というのも見てみたかったりもします。


改めて、赤松先生、ありがとうございました。

*1:具体的には2012年現在、まだ「週刊少年マガジン」はおろか「週刊少年ジャンプ」や「コロコロコミック」も読んだ事がないであろう世代

*2:「語られなかった時間軸の物語を語る」というもの。「ネギま!」の場合、体育祭以降卒業式以前。クリスマスとか、バレンタインとか、鳴滝姉妹と王子の話とか