「私と仕事どっちが大事なの?」的問題

ふと考えた。


ネギま!」における「萌えと燃え」の問題は、女性が男性に対して言う定番の(?)質問、
「私と仕事どっちが大事なの?」に似ていると思う。

男性が仕事で忙しく、なかなか女性との時間が取れないときに発せられるこの質問は、女性としては当然「私」をとってほしいと考えて言うわけですが、どちらも失いたくない男性にとってはどっちかを選ぶわけにはいかない問題であります。


結局この質問は、「女性が男性を困らせるだけ」の質問なのです。


この「女性(=私)」を「萌え・クラスメイト(またはそれを望むファン)」、「男性」を「赤松先生」、「仕事」を「バトル・物語の本筋」に置き換えれば、構図は分かるでしょう。

赤松先生は「私」と「仕事」どっちも捨てるつもりはありません。しかし今は「仕事」のほうが忙しい時期。そんな時期に「私と仕事どっちが大事なの?」と質問をされたら?

赤松先生はこう答えることでしょう。
「じゃあ、君も俺の仕事を手伝ってくれよ」
これこそ「燃えと萌えの融合」なのではないかと思います。
そして、この言葉を言われたら、できる範囲で素直に手伝ってあげるのが筋ってものではないのでしょうか。


良識あるファンなら、作者に二者択一を迫らず、どっちのストーリーも応援すべきなのです。