ネギの歩む道はほぼ固まった

「魔法世界編後に何を望むか?」意見まだまだ募集中!締め切りは19日です。


さて、こうして意見を求めるからには、私がどうして「もう終わっても構わない」と思ったかについて書かないとフェアではないような気がするので、本来は意見をまとめたあとで書くつもりでしたが、楊さんのところに寄せられたweb拍手コメントなどを参考にしつつ、ここで書いてみる事にします。

  • 以下ネタバレがあるので隠します。


結論から申し上げますと、
「魔法世界編で、今後のネギが歩む道はほぼ固まることになる」と思うからです。

魔法世界を救う道

いろいろな所で多かった意見として
「フェイトを倒し、『完全なる世界』の野望を潰した所で、魔法世界の危機が去ったわけではない」

というのがありました。

これは「ほっといたら9年半で滅亡する」といわれているわけですから当然だと私も思います。


しかしその後「魔法世界とその住民を救う」のは一朝一夕で行えるものとは到底考えられません。「火星と同じ規模の空間」と「十数億の民」を救うのですから、崩壊までの残り9年半をギリギリまで使ってようやく完遂できるレベルの手間がかかるはずです。

今後の物語において描かれるのは、ネギが魔法世界を救う為に自ら立てた案の第一歩を成功させるところまでだと思います。1つだけでも成功させれば、その調子で工場の生産ラインのように量産していけばいい性質のものであり、そんな壮大な物語を逐一描いていく必要はないと思います。


その方法については魔法世界編にてネギが「プレゼン」を行うことは間違いないので、魔法世界編後ではその「最初の第一歩」を踏み出すだけでも物語の目的は果たせるのではないかと思うのです。

ナギとアリカの行方について

もう1つ多かったのが「ナギとアリカの行方がまだ分かっていないじゃないか」という点。

私としては、これは魔法世界編後に持ち越すにはちょっと大きすぎると思います。いくらなんでも寸止めにもほどがありますし、「完全なる世界」及び「造物主」以上の敵を出すのはやっぱり無茶だしキリがなくなります。


それに、魔法世界を救う道を見つけ出すことはナギにはできなかった(しやるつもりはなかった)ことであり、ネギはそれを見つけ出したのです。

ここまできたのですから「ナギとアリカが何をしようとしたのか、そして何が出来なかったのか」はすべてこの魔法世界編で明白になると思います。そして魔法世界編以降のネギの目標は「父を探す」ではなく「父の後を継ぎ魔法世界を救う」へと変質していくのです。

最後に

「やっぱりラブコメが見てみたい」という人へ。

日常風景が見たいなら一旦話を終わらせてから番外編シリーズとしてやり直したって構わないと思います。


ちなみに、「来年で終わってもいい」と書きましたが、私の考える最速終了時期は来年9月(コミックスだと全37巻となりあと3冊分くらい先)*1です。

*1:現行の基本ペースである「4話描くごとに1回休載」「9話/巻」が今後も続いた場合