子孫になりたい

超鈴音はネギと血のつながった子孫である」。
これは「ネギま!」において常識となっています。

しかし、超本人がそう言っているだけで、今のところそれを裏付ける決定的な証拠はありません。
外見にはネギと似ている点は見られませんし(100年もあれば薄れるかもしれませんが)、17巻で使っていた魔法は科学で無理矢理作った呪紋装置によって増幅されたもので、これ以外で彼女は魔法を使用した形跡はないので、超本人が魔力を持っているかどうかはわかりません。
「超家家系図」にネギの名前が現れたことに関しても、(もしこれが本物であれば)ネギは「超家」の人間ではない(両家とも日本人じゃないから名字も変わらない)以上、実は「ネギまたはその子孫が将来的に超家の人間と結ばれ、その結果超鈴音が生まれた」という事を示しているに過ぎないはずです。
したがって「ネギが好きなのは誰なのか」とも別問題なわけですが、これはまた機会があれば。


そこで私は一つの仮説を立てました。
それは
「超が21世紀初頭に来た理由の一つは『ネギの子孫になる』為」というものです。

わかりにくいですが、つまり「超がネギの前に姿を現し、ネギが魔法世界に行くことによって未来が変わり、超がネギの子孫となるように歴史が書き換えられた」ということです。
18巻で登場した時の「超家家系図」には具体的な表記はありませんでしたが、これにはまだ「ネギ」の名前はなかったとも考えられるわけです。

つまり「私はネギ坊主の子孫ネ」というのは「私をネギ坊主の子孫にしてほしいネ」という意味になるのです。伝説の魔法使い「ネギ・スプリングフィールド」の子孫になることで、100年後の世界で有用な働きができるかもしれない。そう考えたのでしょう。
そしてネギが超鈴音と関わったことでネギは超家と繋がりができ、いつかネギの子孫と超家が結ばれる…ということになるのかもしれません。

そうなると、超が再登場するときはネギの子孫らしく、ネギが使う魔法もちゃんと使えて、髪の色もネギと同じになってたりして・・・。やっぱり無茶かなあ。